2025年05月09日
2025年5月 エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.51~
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エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.51~ 2025年5月
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
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今回は、近江鉄道の藤が担当いたします。
近年、テレワークや時差出勤の普及により、公共交通機関では「利用
者減少」という課題と、「混雑緩和やCO2排出削減」といったエコ通勤
促進の両面が生じています。
これはご利用者様にメリットをもたらす一方、私たち事業者には経営
の厳しさをもたらしてきました。
弊社では、鉄道・バス事業ともに、定期券をご利用いただいている
沿線企業や学生の皆様のおかげで、ようやくコロナ前の水準に回復
しつつあります。
しかし、安定した運営を継続するためには、日常の通勤・通学需要に
加え、観光やレジャー需要の創出も不可欠となっております。
そこで今年も鉄道においては、沿線の皆様と連携し、10月12日に
大人100円(こども無料)で近江鉄道線が乗り放題になる「ガチャ
フェス」を開催いたします。また、2026年3月にはICOCA導入による
利便性向上も予定しております。
沿線の皆様と共に、エコ通勤の促進と新たな移動ニーズを創造し、
地域公共交通の未来を築けるように努めてまいります。
エコ交通研究会 藤 真美
(近江鉄道株式会社)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.51~ 2025年5月
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
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今回は、近江鉄道の藤が担当いたします。
近年、テレワークや時差出勤の普及により、公共交通機関では「利用
者減少」という課題と、「混雑緩和やCO2排出削減」といったエコ通勤
促進の両面が生じています。
これはご利用者様にメリットをもたらす一方、私たち事業者には経営
の厳しさをもたらしてきました。
弊社では、鉄道・バス事業ともに、定期券をご利用いただいている
沿線企業や学生の皆様のおかげで、ようやくコロナ前の水準に回復
しつつあります。
しかし、安定した運営を継続するためには、日常の通勤・通学需要に
加え、観光やレジャー需要の創出も不可欠となっております。
そこで今年も鉄道においては、沿線の皆様と連携し、10月12日に
大人100円(こども無料)で近江鉄道線が乗り放題になる「ガチャ
フェス」を開催いたします。また、2026年3月にはICOCA導入による
利便性向上も予定しております。
沿線の皆様と共に、エコ通勤の促進と新たな移動ニーズを創造し、
地域公共交通の未来を築けるように努めてまいります。
エコ交通研究会 藤 真美
(近江鉄道株式会社)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
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2025年04月03日
2025年4月 エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.50~
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エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.50~ 2025年4月
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
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4月の風物詩といえば。。。
乗りなれない新社会人や新入生でごった返す電車やバスですよね。
初々しくもありますが、ため息がでたり(笑)
生活にかかせない公共交通ですが、滋賀県では「滋賀地域交通計画」の
策定に向けて検討を進められています。その一環で2月に、イオンモール
シネマ草津で開催された県民フォーラム『滋賀の公共交通未来アイデア
会議』に参加してきました。
当日は、三日月知事からオープニングご挨拶、県内の6地域で開催された
ワークショップの成果発表、バスぷら博士のお話し、会場とWEB参加者
をまじえての意見交換会がありました。開催中はslidoを利用して、参加者
より意見を集めたり、アンケートをしたり、匿名での投稿になるので、
活発に忌憚のない意見が出やすかったように思います。
公共交通は地域で問題に格差があり、解消するにはいくつもの課題が
あります。財政やまちづくり、福祉政策なども絡んできます。取り残しの
ない計画をつくるにはたくさんのハードルが。
当日の様子や資料が下のURLより見られます。
ぜひご覧ください。
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kendoseibi/koutsu/342333.html
SGNエコ交通研究会では、仲間を募集しています。
ご興味のある方は、事務局 大塚までご連絡ください。
エコ交通研究会 大塚 節子
(一般社団法人滋賀グリーン活動ネットワーク)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.50~ 2025年4月
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
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4月の風物詩といえば。。。
乗りなれない新社会人や新入生でごった返す電車やバスですよね。
初々しくもありますが、ため息がでたり(笑)
生活にかかせない公共交通ですが、滋賀県では「滋賀地域交通計画」の
策定に向けて検討を進められています。その一環で2月に、イオンモール
シネマ草津で開催された県民フォーラム『滋賀の公共交通未来アイデア
会議』に参加してきました。
当日は、三日月知事からオープニングご挨拶、県内の6地域で開催された
ワークショップの成果発表、バスぷら博士のお話し、会場とWEB参加者
をまじえての意見交換会がありました。開催中はslidoを利用して、参加者
より意見を集めたり、アンケートをしたり、匿名での投稿になるので、
活発に忌憚のない意見が出やすかったように思います。
公共交通は地域で問題に格差があり、解消するにはいくつもの課題が
あります。財政やまちづくり、福祉政策なども絡んできます。取り残しの
ない計画をつくるにはたくさんのハードルが。
当日の様子や資料が下のURLより見られます。
ぜひご覧ください。
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kendoseibi/koutsu/342333.html
SGNエコ交通研究会では、仲間を募集しています。
ご興味のある方は、事務局 大塚までご連絡ください。
エコ交通研究会 大塚 節子
(一般社団法人滋賀グリーン活動ネットワーク)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
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2025年03月06日
2025年3月 エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.49~
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エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.49~ 2025年3月
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
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おおつ交通まちづくり推進会の畑中です。
大津市内のバス交通のなかで、久しぶりに明るい話題を一つ。
4月1日(火)より、石山駅とイオンモール草津を結ぶ路線バスの
運行が始まります。平日9往復、土休日10.5往復。昼間は石山駅が
毎時00分発、イオンモール草津が毎時30分発で運行されます。
運賃は大人300円、小児150 円で、ICOCAなどの交通系ICカードが
御利用いただけます。お買い物などに是非、御利用下さい。
他の区間の近江鉄道バス・湖国バスの金額式IC定期券をお持ちの
方は、差額のみで御利用いただくことができ、非常にお得です。
詳細は、近江鉄道バス大津営業所(077)543-6677までお問い合わせ
ください。
ところで今年度末も、おおつ交通まちづくり推進会の講演会を
実施いたします。「大津・湖西地域にある3団地の今後の交通ビジョンの
提案」と題し、最初に、大津市地域公共交通計画が令和8年度に改訂
されるのを前に、大津の公共交通の現状やこれからを市役所のかたに
お話しいただいたあと、大津・湖西地域にある3団地の今後の交通
まちづくりビジョンについて、再生塾・アドバンスドコースの受講生に、
研究成果を御提案いただきます。人材不足等により路線バスの維持が
困難になっている状況や公共交通と地域との連携など、住民自らや
沿線事業者が交通まちづくりにかかわるヒントになればと思います。
おおつ交通まちづくり推進会第7回講演会↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdJWliCFATywnWB1jtuVQ3N4D0bgqx7OOdPfPYIIR42bsy08w/viewform
また、4月上旬には、散策イベントとして、「路線バスを使った
桜めぐり」も予定しております。<6日(日)を候補としていますが、
変更になる場合もあります)。
あわせて、多くのかたの御参加を、お待ちしています。
エコ交通研究会 畑中 則宏
(おおつ交通まちづくり推進会)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
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エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.49~ 2025年3月
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
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おおつ交通まちづくり推進会の畑中です。
大津市内のバス交通のなかで、久しぶりに明るい話題を一つ。
4月1日(火)より、石山駅とイオンモール草津を結ぶ路線バスの
運行が始まります。平日9往復、土休日10.5往復。昼間は石山駅が
毎時00分発、イオンモール草津が毎時30分発で運行されます。
運賃は大人300円、小児150 円で、ICOCAなどの交通系ICカードが
御利用いただけます。お買い物などに是非、御利用下さい。
他の区間の近江鉄道バス・湖国バスの金額式IC定期券をお持ちの
方は、差額のみで御利用いただくことができ、非常にお得です。
詳細は、近江鉄道バス大津営業所(077)543-6677までお問い合わせ
ください。
ところで今年度末も、おおつ交通まちづくり推進会の講演会を
実施いたします。「大津・湖西地域にある3団地の今後の交通ビジョンの
提案」と題し、最初に、大津市地域公共交通計画が令和8年度に改訂
されるのを前に、大津の公共交通の現状やこれからを市役所のかたに
お話しいただいたあと、大津・湖西地域にある3団地の今後の交通
まちづくりビジョンについて、再生塾・アドバンスドコースの受講生に、
研究成果を御提案いただきます。人材不足等により路線バスの維持が
困難になっている状況や公共交通と地域との連携など、住民自らや
沿線事業者が交通まちづくりにかかわるヒントになればと思います。
おおつ交通まちづくり推進会第7回講演会↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdJWliCFATywnWB1jtuVQ3N4D0bgqx7OOdPfPYIIR42bsy08w/viewform
また、4月上旬には、散策イベントとして、「路線バスを使った
桜めぐり」も予定しております。<6日(日)を候補としていますが、
変更になる場合もあります)。
あわせて、多くのかたの御参加を、お待ちしています。
エコ交通研究会 畑中 則宏
(おおつ交通まちづくり推進会)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
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2025年02月06日
2025年2月 エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.48~
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エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.48~ 2025年2月
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
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滋賀県交通戦略課では幼少期から地域公共交通に親しみを
持ってもらうために、各市町や交通事業者と連携し、県内小学校へ
バス車両を使った出前授業や教材提供などの交通環境学習を実施
しています。
令和5年度は県内15市町77校で約5,000人の児童に授業を実施
しました。また来年度は対象を中学生まで広げ、まずはモデル校に
おいて実証事業を行う予定です。
交通環境学習は、自発的に環境にやさしい「交通行動」を選択
するきっかけとするために進めていますが、中学生は子どもたち
だけでバスや電車を利用する機会も多くなるため、より効果的な
学習効果が得られるのではないかと考えています。
地道な活動ではありますが、エコ交通の推進と将来的な公共交通
利用者確保のためにも、今後も継続して取り組んでまいります。
エコ交通研究会 オブザーバー 中川 紗希
(滋賀県 交通戦略課)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
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エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.48~ 2025年2月
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
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滋賀県交通戦略課では幼少期から地域公共交通に親しみを
持ってもらうために、各市町や交通事業者と連携し、県内小学校へ
バス車両を使った出前授業や教材提供などの交通環境学習を実施
しています。
令和5年度は県内15市町77校で約5,000人の児童に授業を実施
しました。また来年度は対象を中学生まで広げ、まずはモデル校に
おいて実証事業を行う予定です。
交通環境学習は、自発的に環境にやさしい「交通行動」を選択
するきっかけとするために進めていますが、中学生は子どもたち
だけでバスや電車を利用する機会も多くなるため、より効果的な
学習効果が得られるのではないかと考えています。
地道な活動ではありますが、エコ交通の推進と将来的な公共交通
利用者確保のためにも、今後も継続して取り組んでまいります。
エコ交通研究会 オブザーバー 中川 紗希
(滋賀県 交通戦略課)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
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2025年01月07日
2025年1月 エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.47~
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エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.47~
※SGNエコ交通研究会メンバーが毎月交代で執筆します。
未来のまちと交通はどう変わる?
10月に続き『未来アイデア会議』滋賀地域交通ワークショップの話題です。
(前回の話はこちらから↓)
https://sgpn.shiga-saku.net/e1709513.html
「持続可能な地域交通」の実現を目指し、県民から意見を集め対話する会が
県内6カ所で開催されています。(主催:滋賀地域交通活性化協議会)
一般公募の県民と、公共交通の主な利用者である高校生、利用者の声を代弁
する福祉や観光の関係者、工業会や事業者など、それに行政職員と交通事業
者が同じテーブルで意見を交わす場です。
7月から9月にかけて第1回ワークショップを行い、11月から1月にかけて
第2回ワークショップを行っています。
1回目は皆さんが日ごろどのような移動をされているか、またどのような
想いを交通に対して持たれているか、困っていることは何か、そして交通
事業者や行政職員の日々の苦労を、互いに知り合う機会でした。
その結果を踏まえ、第2回では公共交通の現状を維持するシナリオB、積極
活用するシナリオA、市場原理に任せて黒字の路線のみ残すシナリオCの
三つのプランが示され、皆さんの暮らしは各々のシナリオでどう変わるか、
どのシナリオが望ましいと思うかについて意見交換しています。
その地域の事情でそれぞれ異なった傾向の対話となっています。
お金がいくらでもあれば公共交通を便利にしたいけど。いやお金がいくら
あっても運転士不足は解決しないから。公共交通が便利になっても、私は
やっぱりもっと便利なクルマを選びたい。使われない公共交通は不要だと
認識されてなくなっていく。こんな難題にみんなで頭を悩ませ、それでも
大勢で知恵を出し合えば色々なアイデアが生まれてきて、少しは希望の芽
も見えています。
このワークショップは1月18日(土)の湖東地域での実施が最終となり、
2月15日(土)にはイオンモール草津で総まとめとなる県民フォーラムが
開催される予定になっていて、誰でも参加できます。
https://www.shigasmart2040.jp/
若者のクルマ離れが進む現代、そこへ行く交通手段がない事業所が就職先
として選ばれなくなる状況がすでに生まれつつあります。
また、いずれは誰もが交通弱者になります。そのとき、あなたの地域には
どんな移動の選択肢が残されているでしょうか。不便だと人が離れていけば
地域はどうなるでしょうか。困らないために、あなたが今するべきことは
何でしょう。
クルマの問題は単にCO2排出のテーマにとどまらず、持続可能な社会を
めざす上ですべての人に幅広く関わってくる重要なまちづくりの問題です。
ご自身の未来のために、議論に一緒に参加されてみてはいかがでしょうか。
エコ交通研究会 南村 多津恵
(輪の国びわ湖推進協議会、くうのるくらすの創造舎)
※エコ交通研究会ホームページはコチラ↓
https://www.shigagpn.gr.jp/ecotsu/
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エコ通勤・エコトリップのススメ~vol.47~
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未来のまちと交通はどう変わる?
10月に続き『未来アイデア会議』滋賀地域交通ワークショップの話題です。
(前回の話はこちらから↓)
https://sgpn.shiga-saku.net/e1709513.html
「持続可能な地域交通」の実現を目指し、県民から意見を集め対話する会が
県内6カ所で開催されています。(主催:滋賀地域交通活性化協議会)
一般公募の県民と、公共交通の主な利用者である高校生、利用者の声を代弁
する福祉や観光の関係者、工業会や事業者など、それに行政職員と交通事業
者が同じテーブルで意見を交わす場です。
7月から9月にかけて第1回ワークショップを行い、11月から1月にかけて
第2回ワークショップを行っています。
1回目は皆さんが日ごろどのような移動をされているか、またどのような
想いを交通に対して持たれているか、困っていることは何か、そして交通
事業者や行政職員の日々の苦労を、互いに知り合う機会でした。
その結果を踏まえ、第2回では公共交通の現状を維持するシナリオB、積極
活用するシナリオA、市場原理に任せて黒字の路線のみ残すシナリオCの
三つのプランが示され、皆さんの暮らしは各々のシナリオでどう変わるか、
どのシナリオが望ましいと思うかについて意見交換しています。
その地域の事情でそれぞれ異なった傾向の対話となっています。
お金がいくらでもあれば公共交通を便利にしたいけど。いやお金がいくら
あっても運転士不足は解決しないから。公共交通が便利になっても、私は
やっぱりもっと便利なクルマを選びたい。使われない公共交通は不要だと
認識されてなくなっていく。こんな難題にみんなで頭を悩ませ、それでも
大勢で知恵を出し合えば色々なアイデアが生まれてきて、少しは希望の芽
も見えています。
このワークショップは1月18日(土)の湖東地域での実施が最終となり、
2月15日(土)にはイオンモール草津で総まとめとなる県民フォーラムが
開催される予定になっていて、誰でも参加できます。
https://www.shigasmart2040.jp/
若者のクルマ離れが進む現代、そこへ行く交通手段がない事業所が就職先
として選ばれなくなる状況がすでに生まれつつあります。
また、いずれは誰もが交通弱者になります。そのとき、あなたの地域には
どんな移動の選択肢が残されているでしょうか。不便だと人が離れていけば
地域はどうなるでしょうか。困らないために、あなたが今するべきことは
何でしょう。
クルマの問題は単にCO2排出のテーマにとどまらず、持続可能な社会を
めざす上ですべての人に幅広く関わってくる重要なまちづくりの問題です。
ご自身の未来のために、議論に一緒に参加されてみてはいかがでしょうか。
エコ交通研究会 南村 多津恵
(輪の国びわ湖推進協議会、くうのるくらすの創造舎)
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